総社南野球部 山陽高校破る

2023年10月1日

こんな漫画みたいなことが起こるのか?というのが率直な気持ちである。 まるでスクールウォーズだ。 あの山陽高校さんを3年前の春の大会以来、1対0で勝利したのだ。 初回からピンチの連続の中で、7回の古川の唯一のヒット。ワンヒットワンエラーで長躯、代走の切り札、武田が1点をもぎ取っての勝利だ。初回から何度も点を取られてもおかしくなかった場面が何度もあった。エラー4回の多さはこの世代では見たことがない失態だ。でも1点を守り切った。石垣、中曽の粘り強い投球とそれしかないというリードをした捕手山田、そしてエラーをした選手を責めず、むしろみんなで支えて力を引き出したチームの勝利である。

日曜日の練習試合をキャンセルしたのは2日前だった。それほど、試合が始まる前から戦力差は明らかだった。相手は甲子園ベスト8のおかやま山陽高校さん。地元岡山の選手の強化に実直に取り組む、岡山の公立校ならどこでもリスペクトするチームであり、リスペクトする指導者の堤監督、小泉部長だ。必ず負けるとは思わないまでも、勝てるとは思えない試合になるだろう。写真の三浦選手対策はその戦力差を埋めるべくあがく、頭を絞ったコーチ陣の苦肉の策の一つである。我慢の試合になることはわかっていた。1点勝負に持ち込んだところで、その1点が難しいことはわかっていた。


わかっていたからこそだが、結末を見てきたかのような板谷監督の采配は、将棋や囲碁の神の一手のようだった。野球科学の世界では当日の監督の采配は勝敗に大して影響を与えないことがわかっている。しかし、この試合に関しては絶対に開かない扉をこじあける唯一の道を指し示した采配だった。新聞に書いてあるように、我々が勝った試合ではなく、山陽高校さんが負けた試合だったのかもしれないが、楽観的に考えれば、監督が身を削りながら出した魂を込めた指示が少しは通じたのかもしれない。
昨日の三宅主将のあいさつは「次は昨年の一年生大会で負けた城東です。私たちは城東に勝つためにトレーニングを積んできました。城東高校に必ず勝ちます。しかし我々の目標は中国大会で勝ってで甲子園の土を踏むので応援よろしくお願いします!」って、おいおいって失笑したのは私だけでした。みんなそんなに一生懸命拍手して、もしかして、・・・・、考えるのも恐ろしい。しかし、今日の試合は流石にきつい。昨日の2回の裏に帰ってきた山田が肩で息をしながら「圧が半端ないです」との言葉に、3年前の山陽戦で金安が「いい選手が揃ってますね。投げるところがないです」と言っていたのを思い出した。それくらい相手一人一人の出すオーラが違っていたのだろう。音圧に魅了されたのかぼう然と敵のスタンドを眺める選手も多かった。応援が力になる、応援につぶされるとはこういうことかと分かった気がする。結局、1回は治療の時間をもらったが、他の多くの選手も治療しながらの戦いだった。敵に弱みを見せられないから仕方がないが、誰が欠けてもおかしくない中でポーカーフェイスで戦い続けた。

一夜明けて正気に戻ると、自分たちのチームは昨日の試合前よりむしろ戦力ダウンしている事実に気づかされる。しかし、我々は挑戦者、まだ何も成し遂げてはいないが、だからこそ失うものも何もない。浮かれている暇もない。なんのために頑張っているのか見失う小物であってはならないのだ。ただ、一戦必勝を誓ってチャレンジするだけだ。応援よろしくお願いします。
(写真:山陽新聞ディジタル)

令和5年度 学校説明会の申込みについて

2023年09月29日

中学生の保護者の方を対象とした

令和5年度学校説明会(10/20)の申込の受付を

開始しています。(受付9/25~10/13)

実施概要は、以下の通りです

【実施日時】  10月20日(金)19:00~20:00(受付開始は18:30~)

【場  所】  本校

【説明内容】
・本校の概要
・進路指導と進路実績
・生徒指導と部活動
・人文系、理数系、国際系、美術工芸系について
・高校入試について
・個別質問会   など

特に人数制限等は設けておりません。

たくさんのご参加をお待ちしています。

お申し込みは以下からお願いいたします。

申し込みはこちらから

<生物園芸部> 実はこんなことやってました!

2023年09月28日

花壇の花は咲き誇っています。「ひとときの癒やし」を与えてくれます。

久しぶりの生物園芸部です。

さて 昨秋に植えたタマネギの収穫を行いました。

素晴らしい出来ばえ!

部員は引き抜くときの手応えを楽しみました。

「先生も抜いてみてください~!!」と誘ってくれました。

 

そして春に植えたジャガイモも収穫しました。

 

コロナの制限も緩和されたので今年こそ3年生を送る会のカレー作りです。

そして入念な計画のもと 6月21日(水)放課後 カレーを作りました。

「おわカレーは夏至カレー」 

 

18:00には片付け完了という協力体制・手際の良さバッチリ!

文化祭の展示もまずまずでした。

この調子で生物園芸部盛り上がっていきましょう!

 

3年生の皆さん これから受験勉強本格化!!頑張ってくださいね。

ノートルダム杯English Presentation Contest 出場

2023年09月28日

9月24日(日)にノートルダム清心女子大学で行われたプレゼンテーションコンテストに2年生国際系の中村真乃亜さんが出場しました。

このコンテストは、事前に英語の原稿、日本語の要約、スライドを提出し、一次審査を通過した10名が出場できます。

中村さんは、一次審査通過の結果を受けとった直後に、コロナ陽性になってしまい、学校を5連休。

発表準備や練習が間に合うのかととても心配されましたが、なんとか復帰し、原稿もすべて覚えて大きな舞台の上に立ちました。

中村さんのプレゼンタイトルは「AI and Our Lives」

『人間の仕事が将来AIにとられてしまうとよく耳にしますが、本当にそうでしょうか?

AIが人間を助けてくれる場面もたくさんあります。

AIの特性(長所も短所も)をよく理解してAIと利用することが大切だと思います。』と中村さんは英語で主張しました。

このノートルダム杯の特徴は、プレゼンテーションの後に二人の審査員から英語の質問を受け、それに英語で答えなければならないところです。

観客席で見ていても、ドキドキしますが、中村さんは見事に二問とも英語で返答することができました!!!!(拍手!)

3位までの入賞はできませんでしたが、本当によく頑張りましたし、素晴らしい経験になったことと思います。

硬式野球部 新しい歴史に

2023年09月26日

9月23日、秋季県大会で記念すべき勝利を収めた。ただし、先輩たちの名誉のためにお詫びと訂正をさせていただきます。創部以来初めてではなく34年ぶりとのこと。今の2年生が37期生なので、開校すぐに成し遂げたことになる。いや、すごい。申し訳ありません訂正させていただきます。そのうえで、9月24日には開校以来初めての2勝目をあげたことを報告する。これで、春季大会のシード校として地区大会免除校となることができた。

 

1回戦の津山工業高校戦には我々は並々ならぬ覚悟で臨んでいたつもりだった。しかし、さすがは県大会、津山工業さんもしっかりと準備をされていた。本校の打線は試合の中で相手投手に合わせ、合うと同時に一気呵成に点をもぎ取るのがスタイルだ。だが、捉えたかと思う瞬間に巧みな継投でかわされて、波に乗れない。そんな我々を尻目に、エース石垣の狙い球に合わせて出塁し、くせを読んで果敢な盗塁を仕掛けてくる。2点リードを保っていたが、徐々に削られていくエースに焦りがあったのは事実だ。感染症で欠いていたのはショートだけではない。予選でリリーフした投手陣もベンチにはいなかった。継投候補の外野手も4回には足の痙攣から治療に入った。「宮本、作れ」、監督の声で虎の子のリリーフが準備を始める。その焦りが生んだのが守備妨害だったのかもしれない。6回の攻撃、2塁への盗塁からショートが後逸。「しめた」と思ったが、ショートがかぶさりランナーは動けない。審判がタイムをとって、協議を始める。「これは抜けてただろう」てっきり、3塁への進塁かと思えば、判定は守備妨害でアウト。監督・部長の日頃の行いが悪かったとしかいいようがない。その後、7回に1点を返され1点差まで詰め寄られ、その裏に1点返したものの、8回に1点を加えられ1点差に詰め寄られた。その勢いはとまらず、満塁まで追いつめられた。大人たちの顔は引きつっていたが、選手たちの元気と集中力は無限大だ。石垣は肉体的にも精神的にも限界は超えていただろう。それでもお互いが支え合ってピンチをしのいだ時には、全員が飛び上がって喜んだ。だが、監督は厳しい。「取られた後だ、必ず取り返せ。笑顔はいらんぞ、気持ちを見せろ」その言葉が4番坪井の大会第1号ホームランを生んだのか、何とか逃げ切ることができた。

 

2回戦の就実高校は近年、力をつけている。今となってはまともに戦って勝てる相手と思えない。かといって、就実高校さんを攻略する方法があるわけでもなし、すべてを出し切るだけとの気持ちで臨んだ。前日登板の石垣の疲労は深かった。1回でも負担を減らしたいとの思いで送り出した1年生が、3安打完投を果たしたのは、チームがなって欲しい理想が形になったようなものだった。オーダーを見て、相手のエースが出る前に1年生ピッチャーのために得点をとってやろうと先輩たちが奮起した。四球に助けられて4点、また4点と得点することができた。その後も失策を出すことなく、丁寧に試合を進めることができたこともあって、コールドで勝つことができた。野球の勢いというのは恐ろしい。選手にこそ誤解して欲しくないので書いておくが、これは実力ではない。しかし、結果として勝った。勝負事は強い方が勝つのではなく、勝った方が強いと言われる。わがチームも勝っていく中で、少しは強くなったのだろう。

 

9月30日はオープンスクールの日だが、ベスト4と中国大会出場をかけた戦いが待っている。相手は驚異のビックネーム、今年の全国区のおかやま山陽高校さんだ。エース三浦の140キロ台の速球、右左に強い打球を打ち分ける打線、練られた走塁、どれをとっても格上だ。だが、過去に勝ってきた相手が格下だと思ったことは一度もない。だが、勝ってきた。野球の恐ろしさは別に本校のためがけにあるわけではない。勝てるとは思っていないが、負けるとも思っていない。常に一戦必勝で全員、全力で取り組むだけだ。今年も、ベンチ、スタンドが一体となって総社南旋風を巻き起こす。応援よろしくお願いします。

 

じゃみ男バス WC県予選の結果

2023年09月24日

前週に引き続き、じゃみ男バスがウィンターカップ県予選を戦いました。

9/23(土)は倉敷高校との対戦でした。

序盤は相手の猛攻に苦しみましたが、徐々に自分たちのペースを取り戻し、大差で勝利することができました。

9/24(日)は強豪の理大附属高校との対戦でした。

相手の強さと高さに対抗できず大差で負けてしまいましたが、終始気持ちのこもった前向きなプレーを見せることができました。

今回の県予選では目標を超える3勝をあげることができ、チームには大きな自信となりました。

11月から始まる新人戦に向けて、チームは新たに県ベスト16の目標を掲げています。

これからもじゃみ男バスの応援よろしくお願いします!

 

〔試合結果〕

総社南 95-57 倉敷

総社南 45-134 理大附

 

<高大連携事業 岡山県立大学訪問> 9月20日(水) 

2023年09月22日

2年次生 理数系生徒が、高大連携事業の一環として、岡山県立大学情報工学部を訪問しました。

まずは、キャンパス内を散策し全体会の大講義室へ。

大学の大きな講義室に、まず圧倒されました。

大学での研究内容や今高校でやっておくべきことなど情報工学部長の尾﨑教授からお話を伺ったのち、

①協力する知能のつくりかた/音声信号の可視化と加工

②変圧器の特性実験

③3D-CAD演習

④家庭用体脂肪計の仕組み

⑤実際に動かすニューラルネットワーク

⑥デジタル画像処理による画像加工

の6つのテーマ別の実習・実験を体験しました。

 

<生徒の感想から>

・AIが人間と協力するためにはどうしたらいいかゲーム感覚で楽しむことが出来た。

・初めて変圧器を触ったので新鮮な体験だった。

・将来やりたい仕事に役立ちそうな内容だったのでとても楽しかった。

・実習の先生が、細かいところまで解説してくれてとてもわかりやすく、面白かった。

・家庭用体脂肪計の仕組みについて学びました。身近な話題だったので受講するのが楽しかったです。

・数字や文字だけで、これだけ高度な動きができると言うことがわくわくしました。

・今の時代の画像処理するための技術を作成する人たちの努力の成果で今のように使えることに感謝の気持ちを感じた。

・工学部の勉強内容では、どうしても数学と物理が必要になることが分かり、勉強しようと思った。

 

情報工学の幅広さや面白さ,そして高校の勉強の大切さを実感した一日でした。

Welcome!タイからの留学生がやってきました!

2023年09月22日

サワディー

9/19(火)から本校1年次にタイからの留学生ミンさんがやってきました!

翌20日にはオンラインで全校への自己紹介がありました(残念ながら写真がありません)。

 

9/21(木)には約1年間一緒に勉強する1年生国際系の生徒たちに自己紹介を行いました。

ミンさんのコメント:

「タイから来ました。日本の文化に興味があります。日本語も勉強したいです。教えてください。」

 

ミンさん、インディートーンラップ!!

【国際系】翻訳プロジェクト始動!!

2023年09月22日

昨年度より国際系ではNPO法人のAsuka Academyのプロジェクトに翻訳ボランティアとして参加しています。

 

下記Asuka Academyサイトより引用

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海外の高等教育機関と協力し、日本語による各種支援、日本人コミュニティや翻訳ボランティアの形成などを通じて、世界トップレベルのオープンエデュケーションの国内学習を促進し、日本人の学びのグローバル化、優秀な学生の海外への輩出、生涯学習の機会増進などを目指しています。


 

今年度も国際系1,2年生、そして3年生の一部生徒が取り組みます。

 

言語と言語の間に横たわる置換不可能性のあわいに拘泥しながら、行きつ戻りつするという体験は非常に貴重な体験であり、外国語学習の醍醐味の一つでもあります。

9/21(木)にAsuka Academy事務局長・常務理事の中村久哉さんとのKickoff Meetingが行われました。

オープンエデュケーションの現在やNPO法人としての活動に関してお話をしてもらった後、実際に翻訳する際のポイントなどを教えてもらいました。

 

野球部 地区大会撃破!県大会へ

2023年09月19日

6年ぶりの秋が来た。長く閉ざされていた秋の県大会への道が開かれた。

1位通過の夢は倉工さんに断たれた。9月9日土曜日、7回終わりまで粘りに粘り、6対3で優位に試合を運ぶが、6回裏のノーアウト2塁に加点ができなかった所から流れが変わった。ベンチの反応は薄く、勢いが感じられない。そのころスタンドでは「これは、勝ったぞ」という声が飛び交っていたそうだ。とんでもない。審判のコールが無ければ、100対0でも試合は終わっていないのだ。監督の強く細かな指示も勢いを変えることはできず、8回に2点、9回に2点を入れられる逆転劇となった。伝統校と言われるチームには底力がある。ある県内伝統校ではここ10年の勝った試合の85%が逆転勝利だそうだ。ジャミは伝統校ではない。先手をとって、勢いを逃さず、攻め続けるチャレンジャーでいなければならない。

9月17日の日曜日、夏に苦杯をなめた青陵高校さんが県大会への最後の関門として立ちはだかった。正直に言って、ただ、対戦出来てうれしかった。夏の借りを返せるだけではなく、夏に負けた相手が、ここまで勝ち上がれる力を持ったチームだったことを証明してくれてありがたかった。しかし、連戦の疲れを隠すことはできず、こちらは十分に力を出してコールドで勝つことができた。いくら途中で勝っていても、試合は終わるまでわからない。相手は知らず、自分たちができることは自分たちの野球の完成のみ。ベンチ・スタンドとともにそれを忘れてはなるまい。

ともあれ、県大会出場である。石垣、坪井、廣岡、宮本の2年生先発・リリーフ陣は分厚く、1年の中曽、石井もそれを支える。打撃も山田、柳井、柏谷の先鋒には広角に攻める力がある。ここから先は記録づくしである。勝てば秋の県大会初勝利、次に勝てば春のシード獲得、次に勝てば中国大会出場、そしてどこまで行けるのか。このブログを書くために写真を撮っていた私は、三宅キャプテンのあいさつで、「僕らの目標はあくまで選抜出場」のセリフに思わず吹き出してしまったが、他はだれも笑っていなかった。まさかみんなと思ったが、板谷監督の「この勝利で今の三年生たちの無念に少しでも寄り添えた」との言葉で〆るのが適当だろう。県大会の抽選は20日、大会は23日土曜日から開始です。応援よろしくお願いします。

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