2023年10月21日
10月20日(金)、表彰式と壮行式が行われました。




ソフトテニス部
令和5年度岡山高等学校新人ソフトテニス大会(ダブルス)備北地区予選会
優勝
1年5組 細川 友萌(ほそかわ ゆめ) 2年6組 吉井 美(よしいあきみ)ペア
バドミントン部
令和5年度岡山高等学校バドミントン競技秋季大会備中支部西部地区予選会
男子学校対抗 第1位
男子個人戦ダブルス 第1位
2年1組 西原 大智(にしはら だいち) 2年1組 安延 優真(やすのべゆうま)
弓道部
第62回岡山県高等学校弓道新人大会 女子団体戦
第7位
2年2組 平井 綾香(ひらいあやか) 2年3組 桑原 花菜子(くわばら かなこ)
2年4組 山崎美緒(やまさき みお) 2年5組 定雪 星乃花(さだゆき ほのか)
これにより、
11月17日〜19日まで吉備路アリーナにて行われる
第31回中国高等学校弓道新人大会に出場
野球都
令和5年度秋季岡山県高等学校野球大会
第4位
これにより、
令和5年10月27日(金)〜マスカットスタジアム 他で開催される
第141回秋季中国地区高等学校野球大会に出場 初出場 本校創立以来の快挙


野球部に関しては、昨日の内に顧問からの熱いブログがあがっております。
是非、ご一読ください。



選手の皆さん。
おめでとう!!
そして、次の舞台でも、頑張れ!!
2023年10月21日
チームとしては1年2年一丸となって挑む中国大会は、相手校が本日決まった。しかし、1年は1年だけの試金石も同時に始まっている。1年次生のみの出場となる1年生大会は11月11日から始まるが、本校は12日が初戦となった。それでなくとも実践練習不足の1年生にとって、既に公式戦を勝って試合慣れした相手との初戦はそれだけで不利となる。増してや、同じやぐらには1年だけで部員数が20名、30名に達するチームも見られるだけに、1年次生16名の絆の強さが試される。1年生大会には、当該学年のチームとしての一体感を醸成して、落伍者を無くし、意識を高める。試合に出ることを目標とせずに、チームのために、勝つために何ができるか、自分事として考えるチャンスだ。2年次生を超えて総社南高校の新たな伝統を築くことを願っている。


話は変わって、中国大会は10月28日(土)の13:30にマスカット球場で山口県の優勝校の高川学園が初戦と決まった。20日の放課後には壮行式を実施してもらい、選手・顧問一同、感謝の気持ちでいっぱいだ。この快進撃の始まりはいつだろうか。地区予選の倉敷工業高校戦の前に「野球ってこんなに楽しかったっけ」と大声で何度も言う生徒に注意したことを覚えている。いつからか、このチームは選手がミスをしようが、成果が出まいが「叱る」ということがなくなった。もちろん公式戦の最中だけだが。むしろ、公式戦で野次ったり、マイナスの発言をすると正される。うちのチームは元気だけが取柄で、声だけは負けないチームだが、口が悪く、思ったことをすぐに口に出す。アドバイスなら良いが指示まで行くとパフォーマンスが下がる。アドバイスも必要なもの以外は試合後に行い、試合中は選手による選手のためのコーチングに期待している。まだまだ、形になっていないが、板谷監督の志す野球の形が見えてきた気がする。



今回の躍進は急に起こったと思えるかもしれないが、変化は3年前から現れている。30期生の三宅コーチが定期的に欠かさず来てくれて、ピッチングと選手育成に目配りをしてくれており、34期生の躍進の陰には彼の力がある。2年前から大住コーチと近藤コーチが参加してくれている。津山工業高校さんとの試合で息ができなくなるような空気を払った坪井の大会1号HRは近藤コーチの指導のたまものである。平日に仕事をほったらかしてグラウンドの整備から細やかに指導する大住コーチのおかげでけがが少なくなった。大住コーチは板谷監督の家庭に次ぐ心の支えでもある。もう一人、ATの井川先生が今年から来てくれてフィジカル面のアドバイスをくれているのも大きい。4人ともOBの方々で母校愛のなせる業に全力で感謝です。野球部や部活動に関わらず、いろいろな形で母校に関わってくださるのは学校として最大の喜びです。
中国大会の入場料は1000円(高校生100円、中学生以下は無料は変わらず)に注意してください。中国大会でまた、新たなステージで新たな景色を見て成長する、野球部と弓道部にご期待ください。
2023年10月12日
総社南高校理数系が発行している「理数の窓」の第3号が発行されました!

「理数の窓」では、理数系の先生方のおすすめの本や動画、記事などが紹介されます。
このページに立ち寄ったそこのあなた!
ぜひ、↓↓のリンクから記事を読んでみてください!
理数の窓第3号
2023年10月12日
9月30日 岡山県弓道新人大会予選会が行われ、女子団体7位になりました!
この結果により11月17日からきびじアリーナで行われる第31回中国高等学校新人大会に出場が決まりました!!
団体戦予選では、24射中11射の的中で上位8チームの団体戦決勝に進出しました。
最終的に36射中14射的中で団体戦7位という結果でした。
地元開催の中国大会では、さらに練習に励み、県代表としてそれに値する的中数をあげてくれると期待しています。
2023年10月11日
9月23、24日 バドミントン部秋季大会備中支部西部地区予選会が笠岡総合体育館で行われ、男子学校対抗戦で第1位!!男子個人戦ダブルスで西原・安延ペアが第1位となりました!!
過去3年間、目標に掲げ続けてきた地区大会団体戦優勝を達成することができました。個人戦ダブルスでも1・3位に入り、強さを証明できました。次は県大会団体戦ベスト3を目指します!


2023年10月10日

10月7日土曜日、かみがつじプラザで4年ぶりのインターナショナルフェスタが開かれました。
本校から19名の生徒たちが運営等のお手伝いに行きました!

ブラジル、ベトナム、フィリピンなどたくさんの国々のブースに生徒が1~2人ずつ入って料理の販売を手伝ったり、綿菓子やうどんの販売も手伝いました。
また、国旗を描きに来る小さな子供たちの相手をしたり、ステージ進行の補助役を引き受けたりして、19人の生徒たちは大活躍です!





世界の様々な国の文化を肌で感じながら、大きな行事の運営補助にあたらせていただき、本当にいい経験をさせてもらいました。
長い一日の終わりには、疲れも見えましたが、それよりも頑張ってやり切ったという満足の表情がどの生徒の顔にも浮かんでいました。
さて、このイベントのオープニングに登場し場を盛り上げたのは、『備中温羅太鼓』のパフォーマンスでした。
実は、このメンバーの中にも本校の2年生の男子生徒(入江君)がいて、カッコ良く太鼓を叩き、ステージ上をリズムよく跳ね回っていました。
小さいころから太鼓を習い、今ではほとんどプロの技を習得しているようです。
学業も忙しいのに、地域の古典芸能集団に参加し技を磨いている生徒の姿に感銘を受けました。
今日は、インターナショナルフェスタ。日本の伝統文化から世界各国の文化まで色々見て学べる貴重な経験でした。

2023年10月8日
マスカットスタジアムにつくと、雲が出てきたせいなのか肌寒いような気がした。こんな時期まで公式戦ができたのは初めてのことだ。どこにそんな力があったのか、本当に幸せな世代だと思う。今日はテスト前にもかかわらず、吹奏楽部も応援に来てくれる。本当に力になるからありがたい。スタンドを見ると多くの卒業生の顔も見える。心なしか高揚感も感じられ、気が引き締まる。それは選手たちも同じで、いつものように軽口を叩いているが、馬鹿笑いもないし目が笑っていない。学芸館高校さんはエースをぶつけてきてくれた。相手にとって不足はないが、3名の守備の交代と打撃順を変えてきたのにはどんな意味があるのか。素人には推し量れない勝負が始まっているのだ。監督の眉間のしわが深くなる。

整列の時はそれほど感じなかった重圧が、試合が始まるとずっしりとかかる。やはり強い、うちは挑戦者だと感じる。2回の裏のピンチだが動揺はない。どんなピンチでもしのいできた自信がある。ピンチになればなるほど、それを振り払うようにベンチが声をあげる。元気としぶとさが総社南の野球だ。何とかなると思った矢先に1点をこじあけられるように入れられる。その直後の3回の表、得点の匂いのしないままあっさりと2アウトとなるが、ここから点をとった経験がある。2アウトから山田・柳井・柏谷の連打で一挙に2点を奪う。完全に流れはこちらに来た。と、思ったその裏に守備の乱れから4点を失う。3点差は大きいが、返せない点差ではない。「いいか。1点ずつぞ」いつもの声が飛び交う。しかし、・・・


今から思えば、そのときから焦りがあったのだろう。細かいミスは出るし、波に乗れない。5回の裏に4点を入れられたときの記憶は定かではない。後半のためのグラウンド整備中のダッグアウトでは、いつものように声を掛け合っていたがどこか空虚だ。そんなとき、監督の大きな声が響いた。「よう、これはもう開き直ってやるしなねえなー。」一斉に視線が集まる。監督は笑顔だ。「7点差でこれで1点も取れんかったらコールドじゃ。でももう、開き直ってやるしかねえんじゃないの?」一瞬息をのんで、「おう!」と選手たちの声が響く。誰かが、「仕方ねーなー、俺の至高のバッティングを見しちゃるか!」と叫ぶ。「じゃ、おれも至高のランニングやるし」と答える。おれも、おれもってどっかのコントじゃあるまいし、そもそも至高って言葉をよく知っていたなぁ。感心していると、にやにやしている監督と目が合う。思い出す。城東高校さんに負けた後でスタッフだけになった時、監督が何かを思い出したように「そうだ、俺は甲子園のために野球やってんじゃなかったんだ」と言い出した。「行けるのなら、そりゃ行きたいけど、それだけのためにやってきたんじゃなかった」。その時は負けたショックでおかしくなったかと思ったが、今のにやにやしている目は「お前もわかったか?」と言っているようだ。私にはわからない。でも、岸本も三宅もうれしそうだ。廣岡や坪井、鳥岡、長田、古川も前のめりで声を出している。宮本や河野のコーチャーボックスの声も晴れやかだ。再び野球を楽しんでいる姿が見えた。そこからは岡山県代表という気負いは感じられなかった。7回で試合は負けてしまったが、最後の2回は総社南の野球だった。感謝の心を忘れずに、挑戦者として次のステージを目指したい。応援よろしくお願いします。

2023年10月5日
10月4日(水)、国際系2年次の講演会を実施しました。
今回は、日本に住む外国人とやさしい日本語をテーマに、岡山大学文学部より中東靖恵先生を講師としてお招きしました。

過去30年間で日本に住む「外国人」(この言葉も適切ではないが便宜上使わざるをえないと中東先生が指摘されていました)の数は約3倍に増加しています。
2022年には300万人を超え、全人口の2.46%を占めます(令和4年末現在における在留外国人数について | 出入国在留管理庁 (moj.go.jp))。
そうした日本全体の在留外国人に関する状況に加え、岡山県、総社市の状況を教えていただきました。岡山県にも3万人を超える在留外国人が居住し、中でも総社市は岡山市、倉敷市に次いで県内3位の外国人住民を抱えているということに皆驚いていました。
また総社市の日本語教室の歩みについても教えていただきました。中東先生は総社市日本語教育事業のコーディネーターも務められています。総社市の日本語教育事業は先進事例として有名です。
その後は、実際にやさしい日本語を扱うためのワークショップを実施しました。

今後生徒たちは、「国際表現」、「総合的な探究の時間」の一環として総社市の日本語教室に日本語サポーターとして参加する予定です。
<生徒の声>
・こんなにも多くも外国人が総社にいることに驚きました。そして、日本語教室を開いて外国人が住みやすくなるように工夫をしていることも知れてよかったです。 外国人からの視点で日本語を考えるのはとても難しいし、私たちが分かっていて当たり前なことでも、実際外国人にとっては分からないこともあることを改めて分かりました。
・自分だったら、海外に住むのは不安が沢山あるし、周囲の人に優しくしてほしいので、優しくわかりやすく話したり接することが大切なんだなと気づきました。
・ベトナム人の割合が多く、総社市の総人口の2、24%を占めているのだと初めて知った。今まで外国人という括りでしかみれていなかったが、外国人も地域の一員なのだということを改めて考えることができた。
・自分がネイティブの人にはゆっくり発音してもらわないとわからないことのように、日本語もゆっくり言わないと理解ができない。 相手が理解しやすいようにわかりやすい日本語で会話をし、たくさんコミュニケーションがとれるようになりたい。
・初めはスマホ使えば良いやんと思ってたけど、災害時などの通信機器が使えない状態で外国人の方々とコミュニケーションを取ることはとても難しいので、優しい日本語で意思疎通を図る方法を習得しておくべきだと思った。
・英語が喋れれば誰とでも話せると思っていたけれど、やっぱり通じなかったり、発音の違いがあるので、優しい日本語で話すことが一番いいし、外国の方が日本で暮らしていくためにも、日本で会話することが大切だと改めて考えました。
・今まで外国人と話すには英語が必要で、外国人も英語を話すという固定観念を持っていたが、それは間違っていたと気づいた。
・外国人だからと言って英語が話せるとは限らないし日本語が話せないとも限らないというのをしっかり理解していたいと感じた コミュニケーションができない人と意思疎通するの上手くいったらとても楽しいだろうなと思って支援にいきたくなった
・最近外国人と関わる機会が多くなってきているので、日本語で話すときは今日の講演会で聞いたことを思い出して丁寧に話せるように心がけたいと思いました。逆に私達が海外に行った時にはやさしい英語だと助かると思ったので、相手の国を尊重してコミュニケーションを取る事が大切だと思いました。
「国際」という言葉を聞くとすぐに「グローバル」や「海外」という言葉が想起され、外国に留学したり、留学生を受け入れたりということがイメージされます。しかし人口減少が不可逆的に進む中で、外国からの「移民」の方々の人口が増えることは論をまちません。そうした中で、「外向きの国際」だけでなく「内向きの国際」も大切であると考えます。私たちの足元にも「国際」社会は広がっています。中東先生もおっしゃられていましたが、外国出身・外国にルーツを持つ人々を地域住民として受け入れることが今後重要となってきます。総社南高校国際系では、将来外国で活躍する生徒だけでなく、地域で在留外国人の方が困っている時などに真っ先に手を差し伸べられる生徒を育てたいと考えています。
日本語教室でもたくさんのことを学んできてほしいと願っています。
これからも「国際」を軸として内側にも外側にも目が向く教育活動を行っていきたいです。
中東先生、お忙しい中ありがとうございました。
2023年10月3日
中国大会準決勝の相手の城東高校さんは1年前の一年生大会で敗れて雪辱を誓った相手だ。絶対にと思っていたが・・・。まず、朝の時点でエース石垣が山陽高校戦で足の捻挫をしていたことがわかる。「中国大会に間に合うのか?」暗い気持ちになる。中曽は前日の熱中症による腕のしびれは治まったものの違和感が残り、長い回は無理だろう。幸い、秋の大会では登板機会がなく、肩を休めることができた坪井の調子が良い。野手と打者の比重が高く、投手としての評価は高くないが、今日のブルペンでは変化球のキレも良く、直球も来ている。
試合は先攻で始まった。城東さんも前日133球投げたエースはさすがに投げさせられない。初回から満塁と攻め立てるが、得点できない。それでも打球方向は良いし、ボールも見えている、後は粘りと気持ちでこじあけるだけだ。坪井のピッチングは6球を要したが1番打者をピッチャーゴロで打ち取る。130キロ台が出ているしキレがある。何よりマウンドでも安定している。ほっとした矢先に悲劇が起こる。
2番打者のピッチャーライナーが坪井の膝にあたる。よろけるようにマウンドを降り、うずくまる坪井。てんてんとファールエリアを転がるボール。ランナーが2塁に到達し、審判からタイムがかかる。すかさず宮本がコールドスプレーを持って治療にあたる。ベンチは静まり返っていた。まだ、守り始めて5分も経っていない・・・。そのとき、交代という選択肢は頭になかったが、せめて治療に入るべきだったかもしれない。
その後、疲労と動揺からか4失策で1回の裏に3点を取られ、主導権を完全に失った。2回の表には3点を取り戻すものの、3回には2点を入れられ、3対5と負け越した。坪井はアイシングで痛みを抑えてピッチングを続けていたが、体重を掛ける度に痛みがはしり、ぽつりぽつりと不安が漏れる。我慢強い坪井も、攻撃で出塁・盗塁してアイシングできずに守備についた5回に力尽きた。自らのワイルドピッチで作った1アウト2,3塁での降板は断腸の思いだったろう。間が悪いことに、先発でライトに入った鳥岡は2回のヒットと3回の四球で2打席連続出塁と好調だったが、4回裏の守備終わりに足がつって治療をしていた。坪井には悪いが、そのままライトの守備に入ってもらう。すでにチームは満身創痍だ。
このピンチを左のリリーフ廣岡が2人を5球で仕留めて乗り切る。更に6回を3人で乗り切ったが、7回に2つの四球で2アウト満塁のピンチでマウンドを降りた。わざと四球を出す選手はいないが、出たということは何かが足りないのだろう。とはいえ、準決勝の舞台で2回3分の1を無失点で抑えた功績は大きい。残念だったのは、ここを引き継いだ中曽が痛打を浴びて2点を失ったことだ。3対7となるこの2点が決勝点となった。最後の意地を見せた8・9回の攻撃。8回は2アウトからでも点をもぎ取る総社南の野球を見せてくれた。佐野のライト線のあたりも見事に捉えていて、向こうの守備のシフトが無ければここで追いついたかもしれない。この得点が9回の粘りを呼んで、5対7となって試合は終わった。
この敗戦は言葉で表現できないほど悔しい。連戦を戦い抜く経験の差なのか、それとも油断やスキがあったのか。負けたから弱いのは間違いないが、弱いからと首を差し出すようなチームではない。勝つのはあれほど難しく、負けるのはこれほどあっけない。今まで戦ったチームに申し訳ない気持ちはあるが、選手は全力を出した結果である。更なる精進の糧となることを大人全員で祈りたい。応援よろしくお願いします。



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