2023年12月11日 のアーカイブ

【国際系】12/10 総社市日本語教室参加

2023年12月11日

12/10、国際系2年次生4名が総社市日本語教室に参加しました。

今回のテーマは「110番と119番」ということで、緊急時の対応の仕方を学びました。

 

スタッフミーティングで授業の内容と流れを確認した後、日本語の習熟度に応じて2つのクラスに分かれます。

 

クラスⅠでは、まずカタカナの学習を行いました。

 

クラスⅡでは「~そうです」(例:具合が悪そうです。痛そうです)などの表現を学びました。

 

その後、それぞれのクラスで110番と119番をかける状況について、ロールプレイを交えながら学びました。

 

 

 

ある場面では、警察署や消防署の人になって電話対応をしていました。

 

インターナショナルフェスティバルなどで顔見知りの人もいたようで、休憩時間には談笑する様子も見られました。

 

 

最後は皆で「すごろく」をしました。

いつものように白熱していました。

 

生徒コメント

・中村さん(2年次)

「自分ではやさしい日本語を使ってわかりやすく話しているつもりでも相手に理解されないことが多く、大変でした。やさしい日本語について教えてもらっていても、実際にコミュニケーションをとるのは難しいなと感じました。「緊急」の意味がわからないと言われたので「急ぐ」と言い換えてみましたが、「急ぐ」の意味もわからないと言われてしまいました。」

 

・野口さん(2年次)

「ひらがなとカタカナの違いが学習者の人には難しいんだなと感じました。ジとヂの音の違いやテとチの形に苦戦している様子が新鮮でした。110番と119番の状況の判断は、日本語がわかっても難しいと思ったので外国語でそれを理解するのは大変だと思いました。」

 

・中村さん(2年次)

「質問されたことに答えましたが、学習者の方が自分の母語でメモをするので、相手の理解が合っているのかわからなく少し不安でした。話す時は発音できるのに、書く時には「しゃ」と「しょ」を間違えるなど、話すと書くの違いや難しさを知ることができました。」

 

・筒井さん(2年次)

「普段日本語を話している時には、自然と「おいしそう」を「おいしくなさそう」と言い換えることができますが、改めてなぜ「さ」をいれるのかと考えると難しかったです。母語では自然とできることも学習者は理解しないといけないということに気づきました。外国語としての日本語に少しふれることができ、とても興味深く感じました。」

 

高木聖鶴先生 生誕百周年記念展 書道パフォーマンス

2023年12月11日

高木聖鶴先生生誕百周年記念展の会期中の12月10日(日)に、本校書道部が書道パフィーマンスを披露できるという好機を与えられました。12月とは思えない好天の中、部員たちは精一杯熱演できました。期末考査後でほとんど準備期間がない中ではありましたが、聖鶴先生の偉大な功績をたたえる作品に仕上げました。

青空をイメージした、青色や紺色を基調とした抽象風景の模造紙の素地に、飛び立った瞬間の鶴の絵を金墨で豪快に大きく描いてスタートしました。

続いて漢文調で

「備中ノ国ニ生マレ育チ 内田鶴雲先生ニ師事ス

仮名ニ一意専心精進シ 日本書道界ニ旋風ヲ巻キ起コス

文化勲章を受章シ 其ノ名ヲ轟カス

高木聖鶴先生ノ生誕百周年ヲ祝シ

書道演舞ヲ披露ス 総社南高校書道部」

と銀墨で揮毫し、祝字をポイントで赤色にしました。

締め括りに「飛翔」を金墨で力強く大書した。

作品を垂直に掲げると多くの観客から暖かい拍手をいただきました。無事に演技を終えた部員たちの、達成感と安堵感の混ざった表情を見た時に大きな感動がこみ上げてきました。作品の企画構成にはじまり、細かい演出やスピーチまで全て部員たちだけの力で作り上げたその高校生パワーを頼もしく感じました。

最後になりましたが、応援に来場してくださった保護者の皆様をはじめ、この行事にご尽力くださった総社吉備路文化館と総社市文化芸術課、そして地域の方々や書道部の担任の先生方に御礼を申し上げます。