高木聖鶴先生生誕百周年記念展の会期中の12月10日(日)に、本校書道部が書道パフィーマンスを披露できるという好機を与えられました。12月とは思えない好天の中、部員たちは精一杯熱演できました。期末考査後でほとんど準備期間がない中ではありましたが、聖鶴先生の偉大な功績をたたえる作品に仕上げました。
青空をイメージした、青色や紺色を基調とした抽象風景の模造紙の素地に、飛び立った瞬間の鶴の絵を金墨で豪快に大きく描いてスタートしました。
続いて漢文調で
「備中ノ国ニ生マレ育チ 内田鶴雲先生ニ師事ス
仮名ニ一意専心精進シ 日本書道界ニ旋風ヲ巻キ起コス
文化勲章を受章シ 其ノ名ヲ轟カス
高木聖鶴先生ノ生誕百周年ヲ祝シ
書道演舞ヲ披露ス 総社南高校書道部」
と銀墨で揮毫し、祝字をポイントで赤色にしました。
締め括りに「飛翔」を金墨で力強く大書した。
作品を垂直に掲げると多くの観客から暖かい拍手をいただきました。無事に演技を終えた部員たちの、達成感と安堵感の混ざった表情を見た時に大きな感動がこみ上げてきました。作品の企画構成にはじまり、細かい演出やスピーチまで全て部員たちだけの力で作り上げたその高校生パワーを頼もしく感じました。
最後になりましたが、応援に来場してくださった保護者の皆様をはじめ、この行事にご尽力くださった総社吉備路文化館と総社市文化芸術課、そして地域の方々や書道部の担任の先生方に御礼を申し上げます。