2016年10月27日 のアーカイブ

**平成28年度 美術工芸系&美術部 秋季校外学習を行いました!**

2016年10月27日

美術工芸系ブログ

**平成28年度 美術工芸系&美術部 秋季校外学習を行いました!**

■とき:平成28年10月23日(日)9:30~12:30

■ところ:岡山県立美術館

■参加:美術工芸系&美術部 1年生21名 2年生23名  (合計44名)

■展覧会:「国吉康雄 日本とアメリカ」と「浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」

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今回の活動のテーマは、ズバリ

「ビジュアル・シンキング(VT:対話を用いた鑑賞)を通して美術作品を鑑賞しよう」です!

ビジュアル・シンキングって・・・なんだ???

美術館に展示された国吉康雄の作品を、学芸員やボランティアの方々のナビゲートの下で「対話しながら

鑑賞」し、グループで話をしながら作品を深く観、楽しみながら学ぶことを目的としました。

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講義室にてウェルカム&ガイダンス。学芸員の方、またボランティアスタッフの方々よりご挨拶。

今回の活動で大切なのはしっかりと見ること、自分の意見を言うこと、ほかの人の意見を聞くこと。

4グループに分かれて活動開始!

班の構成は10人ほど。1年生と2年生混合。

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いざ、展示会場へ!!

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「この絵って、どう?」「何が描かれてる?」

最初絵を前にしたときに、直観で印象を捉えてしまいますが…

絵をじっくりと見ながら…お互いが意見を交換する中で、その見え方に変化が。

え?!そんなもの描かれてる?!どこどこ?

私はこういう場面でこういう気持ちなんじゃないかと思う

確かにそうかも・・・。わたしはこうだと感じてた

一つの絵を見ても、こんなにも人によってとらえ方や考え方が違うのですね。

ひとによって見ている場所が違うことも興味深かったようです。

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最初は自分の意見を言うことが難しく感じていたようですが、だんだんと意見交流も活発に。

たくさんの感情やイメージを引き出してくれる「作品の力」も感じながら。

最初の印象とは全く違う絵に感じると言っていた生徒もいます。

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座ってじっくりと絵を眺める。

VT法を用いた鑑賞 国吉作品20分×3作品(60分)を行いました。

話が盛り上がって一時間はあっという間に過ぎました。

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さて再び講義室に戻り、浦上展担当学芸員の方による解説を受けました。

普段はあまり馴染みがないかもしれない文人画について、また作家の経歴についてのお話を聞きました。

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その後、「浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」郷土ゆかりの作品を鑑賞し、その理解を深めました。

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先ほど鑑賞した「国吉康雄 日本とアメリカ」とはまた違った、時代や画材による表現の違いを味わいました。

今回の活動により、「鑑賞する」ということの楽しさを、改めて感じてもらえたらなと思っております。

自分の考えも発信しつつ、他人と意見交換しながら「モノの見方」を深めていく実感を得てもらえたらな、と。

第2回美術工芸系 講演会を開催しました!

2016年10月27日

美術工芸系ブログ

平成28年10月19日(水)

第2回美術工芸系 講演会を開催しました!

講師:佐藤 豪人(さとう ひでと)先生

総社南高校 美術工芸系 15期生 

岡山県在住のアートディレクター・デザイナー

この講演会のために、素敵なポスターを作ってくださいました!!

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(佐藤先生は夏に行われた「KITEN 総社南高等学校 美術工芸系有志OB展」のチラシも作成されています)

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今回の講演のテーマは「コミュニケーション デザイン」

デザイナーって、いったいどういうことをするのだろう?

デザインの仕事ってなんだ?

お仕事の現場から見た「デザイン」のお話をお聞きしました。

映し出されたスライドもかっこいい!と生徒の声。

実際にデザインされたものを店頭で見たことがあるという声も。

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「ヒト・モノ・コト を ポジティブに結ぶ」が佐藤先生の理念。

ものをつくるということだけでなく、ものをつくることによって

「見えない価値を見えるようにすること=ブランディング」

「デザインすることでコミュニケーションを創造すること」

を念頭にお仕事をされているそうです。

「人に想いや意見を伝えるためには、いま学校で学んでいること(5教科の勉強!)もとても役に立つ。教えてもらえるということは新鮮なことに思える」

という言葉に ハッ とした生徒も多かったようです。

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先輩がこんなに近くで活躍されている姿を見て、生徒たちには大きな刺激となったようです。

身近な存在として募る話や、相談したいこともたくさん…。最後にお話しいただいた、「進路についての実体験」は生徒にとって身に迫るものがあり、とても考えさせられたようです。

私たち後輩のために、十分すぎるほどの準備をして講演をしていただき、とても感謝しております。

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今回の、この交流の場が、「多くのものが出会った場所」なった。そう感じております。

自分から積極的に学び続ける姿勢に繋げてほしい。そう願っております。