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総社市少年野球親睦大会のお手伝いを行いました。

2024年01月28日

大変遅い報告となってしまいましたが、去る12月10日に総社吉備路ロータリークラブ様が主催された総社市少年野球親睦大会が本校グラウンドで実施され、本校野球部員がそのお手伝いをすることができました。これは、総社吉備路ロータリークラブが地域の青少年の活動を支援する活動に取り組んでいて、今回の大会もその一環として総社市内の幼児・児童に野球への親しみをもってもらおうと親睦大会が開かれました。対象は小学生3年生以下で、市内の幼児や児童約130人が参加しました。9日には部員が指導者のひとりとなって野球教室を行い、10日は野球をしたことがない子どもや所属するクラブチームの試合で出場機会が少ない子どもを中心に試合形式で行われました。

このイベントは野球の楽しさを子どもたちに知ってもらい、野球人口を増やしたいという思いで開催されたものですが、こちらとしては選手に「野球の基本に立ち返ることで基礎の重要性を確認させたい」、「指導者の視点に立つことで視野を広げてもらいたい」などの思惑もありました。生徒たちは確かに学びがあったようです。少年たちの姿から逆に、「野球の楽しさ・面白さ」「上手くなりたいと思う自然な気持ち」「この時代に野球をやっている自分たちへの肯定感」を得ることができました。

それから一か月後、選手たちの変化か指導者の変化か、総社南高校らしい野球部の新風景が見れるようになりました。それは監督と幹部、その日の当番選手とのパワーランチです。かっこよく言いましたが、監督が昼ご飯を食べる時間にも三宅主将を筆頭に選手が押しかけて、練習メニューを相談している風景です。単調な練習はおもしろくない、もっと効率的にする工夫はないかと選手が考えてきた練習メニューを監督に提案し、監督は専門的な見地から質問をして修正を加える。結局はどっちが決めたかわからないのですが、監督曰く「全部、任せとる」そうです。メニューだけのことではなく、「これでいいのかな~。」とコーチや選手・監督自身が首をかしげる中、「新しいことをせんとうちは勝てん」という1点だけは共通認識を持って前に進むのみです。「楽しむ」や「工夫の余地」といった新しいベクトルを加えることで、どんな化学変化が生まれるやら、生まれないやら、楽しみです。