読む前にお断りします、3300字を超える超長文です。
写真を追加しました。
6月3、4日に吉備路アリーナで県総体の団体戦が行われ
ました。男子は第5シード、女子は第6シードの組合せで、
初めての男女ベスト4入りを目標に大会に臨みました。
男子は、3年生5人を中心に2年生2人と1年生の1人が
ベンチ入りを勝ち取りました。2回戦の水島工業、3回戦の
岡山朝日高校に3-0で勝ち上がり、ベスト8に入りました。
今回からベスト8後は、リーグ戦により上位を決めていく方
式に変わり、ここから勝負の戦いとなります。
3日の最終戦となる金光学園(前回4位)との対戦がこの
大会での山場だと考えていました。金光学園の選手とは何度
も対戦した経験があり、オーダーも何度もシミュレーション
して、もっとも勝つ確率が高いと思う4人を選びました。
1番には3年生の中村くんを起用しました。対戦相手は、2
年生の粘り強い選手です。過去の対戦成績では、こちらが有
利でした。1・2ゲームを順調に先取して3ゲーム目も9-
5と大きくリードして終盤を迎えました。しかし、ここから
勝ちを意識したのか、連続で得点をとられ10-12で落として
しまい、4ゲーム目も9-11と完全に相手に流れが傾いてし
まいました。しかし、最終の5ゲーム目は、中村君もなんと
か流れを戻して中盤からは、ドライブも入り11-6で勝ちま
した。過去に何度も強敵に2-0リードから逆転された姿
をみていたので、厳しい展開でしたが意地で勝ち切りました。
2番には1年生の中島君を起用しました。高校での経験は
少ないですが潜在能力は高く、可能性にかけました。対戦相
手は、エースの2年生でした。全国大会に出場したことのあ
る選手で苦戦が予想されました。1ゲーム目を6-11、2ゲー
ム目を3-11で落として厳しい展開でした。3ゲーム目は、
終盤まで同点の展開が続き、得意のフォアドライブでの得点
もありくらいつきました。最終的には9-11で地力の差をみ
せられて敗戦となりました。良い経験となったと思います。
3番のダブルスは、木村晟也君と松浦君の不動のペアです。
3年間、団体のダブルスを守ってくれた自信のペアです。相
手ペアは、2番に出た2年生エースと、3年生の選手です。
これまで何度か対戦して、実力伯仲でした。1ゲームを11-9
2ゲームを11-8で先取して、3ゲームも互角の内容でしたが
相手ペアが意地をみせて奪われて、4ゲーム目も一進一退の
展開となり9-7でリードして終盤を迎えました。しかし、こ
こで木村君のドライブミスが出てしまい4連続失点で9-11
と逆転されてしまいました。勝負所での焦ってしまう悪い癖
がでて流れが一気に変わってしまいました。5ゲーム目もそ
の流れを変えられず6-11で落としてしまいチームとしても
1-2でリードされて後半のシングルスを迎えてしまいまし
た。正直この流れで後半2本を逆転するのはかなり苦しので
すが、4番に松浦君5番に木村晟也を起用しており、過去に
何度も2人で逆転してきたので2人を信じて応援しました。
4番では松浦君が3年生の相手選手に悪い流れもありやや
苦戦はしましたが、7-11・12-10・11-8・11-7で逆転勝ちし
てくれました。地力はこちらが上だったとはいえ、この流れ
で勝ち切ってくれるのは立派な内容でした。
いよいよ5番の勝負となり、木村晟也君が3年生の選手と対
戦しました。過去の対戦では、前半リードしてからの逆転負
けを経験しており、苦戦が予想されました。しかも、木村君
はダブルスで調子を落としてしまい、本人のメンタルもかな
り追い込まれていたと思います。1ゲーム目を8-11で落とし
ゲーム間のアドバイスで、台の近くでバックハンドを多用す
る作戦に切り替えました。ドライブの打点が崩れていたので
粘り強くラリーをする展開にもっていきました。2ゲームも
苦戦しましたが、11-9で接戦を取り3ゲーム目も辛抱強く得
点を重ねて9-7でリードしました。しかし、先ほどのダブル
スと全く同じ展開で回り込んだフォアドライブをミスしてし
まい10-12で逆転負け、いよいよ追い込まれました。しかし、
過去に何度も苦しい場面を経験してきた木村君は調子が悪い
なりに粘り強くプレーして4ゲーム目を11-8で取り、勝負は
最終5ゲームになりました。前半は悪い展開が多く、1-5で
大きくリードされてチェンジエンドを迎えました。卓球の試
合は、ここから逆転がよくおこるのでベンチも2回の観客席
で応援している部員や保護者も諦めずに声援を贈ってくれま
した。木村君も、ここから挽回して4-8・8-8と追いつき、
勝敗はますます分からない展開となりました。しかし、ここ
から2本連取されて8-10と相手にマッチポイントを与えま
した。正直、多くの人が諦めかけていましたが、8-10から
相手のファオストレートに素晴らしいサーブを出し9-10
そこから10-10、11-10と土壇場で逆転しマッチポイントを
握り、最後のラリーを制して大逆転勝利をしてくれました。
ダブルスを逆転負けしてからの本当に苦しい精神状態の中、
本当に最後まで諦めずに粘りぬいたメンタルの勝利だった
と思います。団体戦全体でもシングルスの内容としても22年
間の顧問生活の中で一番興奮した試合だったと思います。
血圧がかなり上がりました。2時間を超える熱戦でした。
4日の日曜日に続きのリーグ戦があり、優勝した関西高校
に0-3、津山高専に3-1でベスト4入りを決めて最後の
1位~4位の決定戦に挑みました。準優勝した倉敷工業に
0-3で敗戦し、最終戦となる玉野光南と対戦しました。
1番に2年生の長舩君、2番に中村君を起用しましたが、
予想していたオーダーと違い、0-2でダブルスを迎えて
しまいました。苦しい流れの中、1・2ゲーム目を落として
3ゲーム目もリードされて終盤となりましたが、松浦君の
スーパープレーもあり、11-7と逆転勝ちして4ゲーム目と
なりました。一進一退の展開でしたが、9-9から相手のサー
ビスエースを2本取られて敗戦となりました。ベスト4に
は入ったものの、4日の試合は全体的に苦しい場面が多く
3日の金光学園戦を大逆転勝利した勢いにのるよりは、
出し尽くした感じがあり、悔いが残りました。
一方女子は、見事3位となりました。2回戦岡山南に3-
- 3回戦の明誠学院に3-0で勝ちベスト8に入りました。
男子と同じく山場の総社高校と対戦しました。お隣の高校で
選手同士もお互いに良く知った間柄です。こちらのオーダー
も何度もシミュレーションしましたが、最終的にはこちらの
エースの竹端さんを強気に前半に使いリードして後半勝負を
考えてオーダーを組みました。男子ベンチにいたので詳細な
内容は分かりませんが、1番起用の2年生の三宅さんが7-11
・11-13・11-9・4-11の1-3で負けました。2番にエース
対決で竹端さんが3-2で逆転勝利。ダブルスは、3年生の
松浦さんと竹端さんのペアが2-0でリードしてから逆転負け
してしまい、1-2で後半のシングルスになってしまいまし
た。男子の金光学園戦と全く同じ時間帯で同じ展開なり、男
子のベンチから遠目でみながら、ドキドキしていました。
4番のシングルスで、松浦さんがキャプテン対決を見事制し
てくれました。1ゲーム目はリードされながら粘り強く挽回
して逆転勝ちをしてくれました。
最後の5番には同じく3年生の山邊さんを起用しました。
この3年間で一番成長した選手です。緊張する場面でのプレー
でしたが、いつも通りの落ち着いた内容で焦る対戦相手のミ
スを上手に誘い3-1で勝利して、見事チームの勝利を決め
てくれました。男子も応援に駆けつけて、男女一体なった
まさにチーム一丸なった男女逆転勝ちでした。
女子は4日も順調に勝ちを重ねて、準優勝の就実に0-3
5位となった商大付属高校に3-1、優勝した山陽学園に0
―3、最終戦で4位になった東商業に3-1で終えました。
過去最高の3位となり、女子は目標達成してくれました。
36期生の3年生と男女とも中国大会に参加でき、また勝利を
狙える順位で挑めることに嬉しく思います。苦しいことが多
かった3年間したが、個々に成長してくれました。
もう少し一緒に部活ができることに感謝して、
中国大会に参加しようと思います。
会場に応援に来てくださった保護者・卒業生・
ジャミの先生方本当にありがとうございました。
これからも卓球部の生徒を応援してやってください。
ブログ書くのに2時間かかってしまった(笑