美術工芸系の中学生体験講座を実施しました。
2016年06月22日
美工ブログ 中学生体験講座
6月11日(土)に、美術工芸系の中学生体験講座を実施しました。
今年は「石膏像の木炭デッサン」と「クラフト(セメントオブジェ)」の2つのコースを準備しました。県内の中学校に案内を出したところ、25中学校の92人の中学生が参加してくださいました。この参加校数、参加人数はなんと過去最高です!
◆「石膏像の木炭デッサン」には67人が挑戦!
初めて木炭を握る人も多かったようですが、みんな木炭紙に大きく、のびのびと石膏像を描きました。参加した皆さん、なかなか上手に形がとれていましたよ。
◆「クラフト(セメントオブジェ)」には25人の中学生が参加しました。
速乾性のセメントを、工夫した型に流し込んでオブジェを作ります。牛乳パックや風船などを型にして、様々なオブジェを制作しました。初めて扱うセメントにとまどいながらも、存在感のある完成作にご満悦の様子…。
美術工芸系では、中学生の皆さんの造形経験を増やしてもらうと同時に、高校の授業を擬似体験して進路選択の参考にしてもらえば、という願いをもって行っています。
生き生きと制作に取り組む中学生の姿を見て、美術工芸系教員も元気をもらいました。
参加してくださった中学生の皆さん、ありがとうございました。来年もまた参加してくださいね~。
美術工芸系類型行事 第1回美術工芸系講演会
2016年06月22日
美術工芸系ブログ
5月21日(土曜日)
美術工芸系類型行事
第1回美術工芸系講演会を行いました。
テーマ「民藝(みんげい)」について
講師; 倉敷民藝館 学芸員 森原 絵理香 さん
美観地区にある倉敷民藝館と、岡山の民藝について講演をしていただきました。
「民藝」とは?
「民衆的工芸品」という意味の言葉。
私たちの暮らしの中で使われる丈夫で美しい品々、「用の美」を備えているものを民藝品と呼ぶそうです。
日常生活の中で使うものには、用途に直接結びついた美が備わっていると考えたところに「民藝」という考え方の特色があるのだそうです。
たとえば染物、編み物、焼き物、器やガラス。かご編みなどなど…。実物を見させていただきました。
うーむ、生活と共にある民藝…。心の豊かな生活になりそうですね。
生徒からの質問にも答えていただきました。抜粋。
「外国のものもたくさん倉敷民藝館には展示されているということですが、どうやって企画し展示するのですか?」
全国にある博物館や美術館と収蔵品を貸し借りしたり、館内収蔵品で企画を組むのだそうです。なるほど~。
また、倉敷をはじめ岡山県下でも多くの作家さんが民芸品を作っているそうです。
若手の作家も頑張っているのですね!!!勇気がもらえます!!
展覧会と、日常生活の見え方が変わりそうですね。
ありがとうございました!!!!
美工ブログ 教育実習生編その③
2016年06月13日
こんにちは!
前回の結城先生に代わりまして・・・、
ジャミの25期生であり、今年度の教育実習生、武蔵野美術大学彫刻学科4年の
小原奈央実 が更新させていただきます~。
今日は、美術の授業の様子をご紹介したいと思います。
まずは一般の美術の授業!
これは結城先生の授業の様子です。
色画用紙に絵コンテを使って静物モチーフをデッサンする!
生徒たちは慣れないことに戸惑いながらもとっても真剣!
結城先生に教えてもらいながら絵を完成させました!
こちらは美術工芸系の一年生の授業の様子です!
こちらは私が担当しています。
初めての油絵の具、されどこれからの美工生活では欠かせない油絵の具!
生徒たちはとっても興味津々です!
過去の先輩の作品を鑑賞。
いよいよ制作に取りかかります!
最後に、二年生の美術選択者の授業の様子!
担当しているのは大久保先生です。
炭と筆を巧みに使って水墨画にチャレンジ!
教わった技法で鳥のはく製をいきいきと描いています。
最後は全員でお互いの作品を鑑賞しました。
いろんな表情の作品があって素敵です。
美術の授業では、このように生徒一人一人がアクティブに制作に取り組んでいます。
見ていてこちらも創作意欲がわいてきました!!!
以上!美術の授業の様子でした!
美工ブログ 教育実習生編その②
2016年06月13日
こんにちは!
今回の美工ブログは教育実習生の結城 黎(ゆうきれい)が担当致します。
~5月25日に行われた 実習生と語る会 について~
教育実習生として美工に来ている3人は現役の美大生でもあります!
美工生に向けて、それぞれが通っている大学や大学生活についての
紹介を行いました。
トップバッターは尾道市立大学在学の大久保先生。
生徒にはあまり馴染みのない日本画についてのスライドもあり、
みんな興味津々でした!
次は武蔵野美術大学在学の小原先生。
私大の華やかな大学生活を聞くことが出来ました!
大学生活への期待がますます高まったのではないかと思います。
最後はわたくし、広島市立大学在学の結城の発表でした。
自身の制作や大学で何をしているかなどを中心に発表。
大学をより身近なものに感じてもらえたら幸いです。
長時間の発表でしたがみんな真剣に聞いてくれました!
自身の進路の何かしらのヒントになるといいなあと思います。
次の美工ブログも引き続き教育実習生が担当します。
お楽しみに~!
美工ブログ 教育実習編その①
2016年06月10日
美工ブログ 教育実習編その①
こんにちは!総社南高校を卒業した25期生の大久保明莉です。
卒業後、尾道市立大学に入学してから早4年…。教育実習生とし
て再び総社南へと帰って参りました!
美術工芸系の出身者では今年度、私に加え同じく25期生で、武蔵野美術大学に在学中の小原奈央実さんと広島市立大学に在学中の結城黎さんの3人が総社南高校で教育実習を行っています。
では教育実習の様子を少しだけお見せしましょう、、、
小原先生の授業
結城先生の授業
そして私の授業がこちら
ちなみに私は現在尾道市立大学で日本画を専攻しています。総社南ではデザインを専攻していましたよ~
25期生が卒業してから月日が過ぎ、当時紺色だった制服もすっかり変わり、校舎の渡り廊下にはエレベーターが出来ていたり、自販機が当時よりジュースの種類が増えていたり…。変化した景色を見つけると、自分が思っていたよりもずいぶん時間が経っていたことに驚くことがありました。
けれど、美術工芸系の生徒たちの制作に対する熱意は変わっておらず、その姿を見て安心したと同時に、ついつい自分の高校生の頃を思い出して懐かしくなったりもしています。
ちょっとしんみりモードになってしまいましたが、今回からブログは教育実習編ということで、今後も私たち3人の実習期間の出来事をブログでお話しできたらと思っています!お楽しみに~
高校生美術コンクールに参加しました!(美術工芸系)
2016年06月8日
*高校生美術コンクールに参加しました & 金賞22人、銀賞24人 受賞しました*
とき:2016年6月4日(土曜日)
ところ:倉敷芸術科学大学
岡山県下の高校約51校、高校生約560名が参加し、高校生美術コンクールが行われました。
総社南高校からは、1年生22名、2年生25名、3年生25名 合計72名が参加しました。
石膏デッサン
静物画
静物デッサン
風景画
構想画
ポスター
彫塑・基礎造形
キャラクターイラストレーション
以上8部門にそれぞれ挑戦!
10:30~15:30まで制作を行います。時間と自分との闘いだ!!
ポスター部門の講評と鑑賞の様子。倉敷芸術科学大学の教授から講評を頂きました。
「ポスターで大切なのは、伝達すること。高校生の展覧会、という内容を見る人に伝えなければいけない…」
総社南からは3名の生徒の作品が取り上げられ、作品について意見を頂くことができました。
そして、なんと!!!!
1年生 K さんの作品が
今度の冬に開催される「高校生美術展」のポスター図案に採用されました。
決め手は「インパクト」いいね!
「高校生の美術展ということで、たくさんの いいね! を言い合って、お互いに高めあっていきたい」というアイディアを作品にしたそうです。
いいね!!
美術工芸系_池田動物園 つづき
2016年05月16日
さて、クロッキー実習開始。
似ている動物の共通点、相違点を見つける。そして見分ける。
見えないところは構造を意識して描く。
骨格がどう繋がっているのか、どう連動して動いているのか…。
小休止。どんなの描いた?
実際に生きて、動いている姿を捉えるのは難しく、改めて観察力や描写力の大切さを学びました。
意識して動物を観察し、描くという経験を通して、また別の観点と角度から生物のもつ魅力に気が付けたように思います。動物ってこんなにも多種多様な姿をしているのですね…。
彫刻作品の構想に繋げていこう!
おまけのコレクション○

31期(1年生)・美術工芸系の授業や活動
2016年05月13日
美術工芸系ブログ
*31期(1年生)・美術工芸系の授業や活動についてお送り致します~*
初回の授業では、入学前課題作品(「写生(静物や風景)画」または「構想(想像)画」)の発表を行いました。
今現在本当に描きたいと思った風景や静物、あるいは自分自身の心情を表現する構想画です。提出された作品の多くには、入学したばかりの高校生活に対する期待や不安が込められていたように感じました。
描いた作品について、一人ずつはにかみながらプレゼンテーションを行いました。ただ作品を作るだけでなく、なぜそれを描こうと思ったのか、作ろうと思ったのかなど、制作のコンセプトを言葉にすることで、より制作を深めていってくれるものと期待しています。またプレゼンテーションを通して、それぞれが考えていることを知ることができ、美術工芸系の生徒同士の心の距離を縮めて仲良くなってほしいと願っています。
ただいま、鳥の剥製をメインとした静物デッサン(鉛筆)に挑戦しています。
構図の検討。タテ構図とヨコ構図で、それぞれどう画面に入れたらいいのか検討しています。与えられたモチーフのうち、より自分の感覚にフィットする良い構図を探して、作品につなげていく訓練です。この課題は鉛筆デッサンに留まらず、油彩画の制作につながる予定です。どんな作品ができるのか、お楽しみに!
池田動物園にクロッキー実習に行きました!!(美術工芸系)
2016年05月12日
美術工芸系ブログ
5月7日 美術工芸系 彫塑選択3年生 池田動物園にクロッキー実習に行きました!!
目標○
校内で学べない実技実習を通して、制作の意欲、関心を高める。
動物彫刻制作に向けて、動いている生き物の動静を感覚的に掴むとともに骨格や構造の理解を深める。
それでは園内を回ってみましょう!

キリン。4,5m。なぜか柱を舐めてばかりいる…???(鉄分補給…になるのかな…?)
羽を広げているクジャク。
まさかこの時にそんなシャカシャカとした音が出るなんて。
実際に間近で見なければ、知ることのできなかった発見①。
しかせんべいで誘惑。おーいおーい。
きた!!!リャマ!!!
はい、どうぞ。
うわ!口元が鼻までバックリ!そんなところまで割れているのですね!
実際に間近で見なければ、知ることのできなかった発見その②。
なんだこれは?
カピバラさん。エサやり体験。
しかし…サツマイモは好みでなかった様子…。
カボチャならよく食べる。気分や好みってあるんですね…。
実際に間近で見なければ、知ることのできなかった発見その③。
さて、クロッキー実習開始。
2年生 ローテーション課題(美術工芸系)
2016年05月10日
美術工芸系ブログ
2年生 ローテーション課題が始まりました~
*ローテーション ・・・とは?
2年生の1学期に行われる、絵画・デザイン・彫塑3種類の課題のことである・・・。
2年美術工芸系の生徒は順番にこれらの課題を体験し、自分の専攻を決めるのである・・・。
さて、それぞれのお部屋を覗いてみましょう★
○まずは絵画


石膏像アリアスにホース…。
色彩を用いたデッサン。白い石膏を見て、着彩。どんな色味でまとめていこうか検討中です。
○お次はデザイン
今回のお題は有名なお菓子、「じゃが●こ」のパッケージデザイン。
味やコンセプトから考えます。
「アイディアを考えているので、すごく一生懸命に考えているので、撮ってください。」
はい、撮りましたよ。
○最後に彫塑
まずは水粘土を練るところからのスタート。

頭部の半分の自刻像。水粘土での造形。人体の構造と骨格を観察、そして表現。
人間の頭部は、実に複雑な形をしています。
体験を通して、自分自身の方向性が徐々に見えてくるといいですね!
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