日本画講習会を実施しました!

日本画講習会を実施しました!

3月5日(土)と18日(金)の2日間を使って、美術工芸系の日本画講習会を実施しました。今年度は、2年生の絵画専攻生を中心に、2年生7名と1年生5名、そして国語科非常勤講師の中村先生が参加しています。今回講師をお願いしたのは、京都嵯峨芸術大学の日本画研究室の先生方で、この講習会のために京都から来ていただきました。

初回の5日は、仲政明先生にご指導いただき、本校24期生で京都嵯峨芸術大学4年生の平松茉紘さんがアシスタントをしてくれました。大学生が描いた日本画の参考作品や、制作に使用する水干(すいひ)絵の具なども、大学からたくさん持ってきてくださいました。この日は、骨描きや墨隈(すみぐま)の行い方、胡粉(ごふん)の練り方、水干絵の具の塗り方まで教わりました。

       
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↑膠(にかわ)のにおいを嗅いでみます。ウッ、生臭い…。 ↑先生の筆運びを、息をつめて見学中。

       
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 ↑実際に胡粉を練ってみました。     ↑おそるおそる(?)墨隈に挑戦!

 
   

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↑「ほら、こんな感じで描いてごらん。」 ↑慎重に水干絵の具の青色を塗っています。

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↑後列中央が仲先生、左端が平松さんです。

1日目はこのくらいまで進みました。

参加生徒は、次回の18日までに放課後の部活動で制作を進めておいて、2回目の講座では作品の仕上げを行います。

18日は午前中が終業式だったので、午後のみの実習でした。この日の講師は、大沼憲昭先生です。岩絵の具なども使用して今回制作した小品の仕上げを行い、最後には1人ずつ講評をしていただきました

       
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↑1枚1枚丁寧に講評してくださいました。  ↑先生のアドバイスはきちんとメモにとります。

 
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 ↑後列中央が大沼先生です。

なんとか完成にたどり着いた、かな?

普段の美術工芸系の授業では体験できない分野の制作だったので、生徒達は興味津々な様子でした。先生方の丁寧なご指導をいただき、美工生の日本画に対する興味も一段と高まったことと思います。今回の日本画作品は、今後南翔祭や美工展で展示したいと思います。仲先生、大沼先生、平松さん、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。