初めての鬼が辻ボランティア

鬼が辻イベントは、「豆をぶつけられた鬼の痛みのわかる子どもになってほしいという願いから、鬼に扮装して参加する1993年から続くイベントです。会場では鬼ぜんざいや焼きおにぎりの出店や、鬼とび(長縄跳び)、輪投げなどのゲームで鬼の世界を楽しみます。」

その支援ボランティアをするはずでしたが・・・。なんと、雨。点呼の後、責任者の方と話をして、新参者はM講座のために学校に戻り、昼過ぎに再び会場に。

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メインステージや付近に人はなく、看板には「たてものの中でやってるよ!」の文字。

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会場では閉会イベントが行われ、そこで出会った女子生徒たちには「私たちが頑張っているときにいないなんて、信じられん!」と非難ごうごうです。

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会場は歌あり、ダンスあり、様々なキャラクターありでカオスです。そんな中、唯一の男子生徒に出会ったので、「頑張ったな!」と声をかけると「嫌味ですか」の返事。彼は屋外イベントの担当だったので、準備だけしかしていませんでした。「疲れました」と語る彼には、雨の中、準備だけして中止となった徒労感しかなかったのかもしれません。

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しかし、新参者は総社南高校生の真の力を侮っていました。フィナーレが終わってすぐに片付けに外に出ると、そこにはもう、先ほどの男子生徒の姿がありました。雨の中、黙々と自分の準備したイベント用具を片付けます。新参者がおたおたしている間に、びしょぬれになりながら、私の知らない大人たちと打ち合わせながら片付けていきます。準備をしたからわかるのでしょう、いつのまにか、私は生徒たちに教えてもらいながら1時間近い片付けを最後まで行いました。

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今回も、いろいろと考えるところがありました。生徒たちと鬼が辻を運営するボランティアの方々に感謝です。