初めての2分遅れ

南翔祭後の初登校日に学年集会が行われました。

集合時間は14時35分。

2年生と重なったためか、場所の連絡が上手く伝わってなかったか、入り口の場所が少ないためか、それともたるんでいたのか、理由はあるのだろう。

ただ、学年集会で司会の先生の「静かにしなさい」も「今、37分です。今までこんなことあったのかな」と言う言葉に、私は単純に動揺してしまった。

本当なら、生徒たちの頑張りを一つずつあげて褒めるはずだった。

この頑張りは他のことでも活かせると励ますはずだった。

新しい次の目標を掲げて、「限界への挑戦」を呼びかけるはずだった。

結論から言うと、後に話した先生方が言うべきことは全て言って下さったが、私の話は「時間」と「あいさつ」という4月の目標に戻ってしまった。

「褒めてやれば良かったのに」、「みんな南翔祭を頑張ったのに」という職員室での先生方の言葉を聞き、新参者の度量の狭さに我ながら泣きそうでした。

中庭に出ると、ヒマワリが咲いていました。

アメリカの心理学者が行った3つのグループに①~③の指導をした実験があります。

①背筋を伸ばす指導

②元気が出るような話をする指導

③何もせずリラックスする指導

この中で、①の指導を受けた者だけが、気持ちが前向きに変わりました。

千の言葉より、ただ前を向くことの大切さ。

自然と太陽を向くヒマワリのように、生徒たちも胸を張って前だけを見て駆け抜けて欲しい。どんなに苦しいときも、どんなに迷ったときも。

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