初めての一学期末学年集会

7月31日本日、前期の補習が終了し生徒の皆さんとは会えません。

4限目に学年集会があり、教務課、進路課、生徒課、教科からお話がありました。

大変、暑い中でもみんなきちんと聞くことができました。

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学年主任の話は長くなりそうだったので、短くしてもらい、総社南高校のブログに完全版を載せておきます。

 

①話の価値は聞く人が決める。

 一見つまらなそうに聞こえても、関係なさそうに聞こえても、自分のこととして聞けば必ず、得るものがある。どんないい話でも聞いていなければ意味がないのと逆に、どんな話でも先々、つながることがあるものです。聞く人の意識が今、この時間を無駄なものか有益なものか決めます。

 

②スマホを教室でやる人は本当に許せない。

 残念なことですが、学校でスマホを使っている人がいました。なかでも、見つかって指導を受けた人は、特に、十分に反省してほしいと思ってます。見つかるということは、クラスメイトも見ている中でやっているのです。クラス中に「総社南高校はスマホ禁止だけど、そんなのは建前だけですよ。ルールなんてやっちもない。この学校はこの程度の学校なんだぞ」と周りに言っているのと同じです。本当に、本当に、悲しくなります。

 

③あいさつができる人が多いと学年全体が良くなる。

 4月は「今年の1年はあいさつが全然できん。」と言われ続けて「こりゃ大学の推薦入試もだめじゃ」にはそれとこれとはと思いつつ、悲しい気持ちになってきました。しかし、最近は他学年からも「1年はあいさつできるが。元気が良いが」と言われています。あいさつはコミュニケーションの基本、照れなくできれば、人間関係の問題はかなり減ってきます。ひいては学年全体が良くなります。

 

④あいさつは自分のため

 みんなは挨拶はなんのためにしていますか、昔は「あいさつは先に言ったら勝ち、返すのは負け」と思ってやっていました。今は、全く違います。あいさつをすると「自分もちゃんとあいさつができた」と喜び、あいさつが返ると「自分の価値を認めてもらった」と嬉しくなります。だから、返事が返らなくても腹はたちません。ただ、この生徒たちにちゃんと伝えられてないのだなと反省するのです。

 

⑤自分を変えられる人になる。

 こんな風に、自分の課題と思うようになったのは、他人と過去は変えれないとあきらめたからです。逆に、自分しか変えられないなら、自分を変える努力をしようとかんがえたのです。君たちは今、どうしようもない子供です。社会や地域のことも知らず、自分で考えることも、自分で決定することもできない子供です。そんな君たちが、2年後に参議院選挙で選挙権をもつなど想像できますか?自分が決めた1票でその後、6年間もその人は法律を作るのです。もっと、知ってください。もっと考えてください。私には思考停止状態のまま、さらに大学や専門学校に逃げ込もうとしているように見えます。自分で考えて、自分で決めて、失敗もしながら、自分を前向きに変えられる人になってください。

 

⑥社会貢献活動

 社会貢献活動はそういった狙いも含んでいます。しかし、その入り口である参加承諾書の提出ができない人がなんと多いことか。身に着けるべき社会性の最初でこけています。参加承諾書・レポートは必ず提出し、きちんと保管しましょう。この体験をもとに、話し合いやまとめ、報告会を考えています。外部の人に見て評価されるものにしましょう。

 

⑦スマホの危険性

 後2つは、プリントで配っているので、後で詳しく見てください。3月29日の山陽新聞にスマホと学力についての記事が載っています。「どうせ、スマホで学力がさがるという話でしょ」と思ったでしょう。・・・その通りなんですが、この記事は、よくあるスマホばっかりやっていると勉強時間が無くなるというものでなく、スマホを長時間行うと脳の血流が低下して思考力が低下することを突き止めたのです。更に、この記事はスマホを全くやらない人より、1時間以内の人の方が学力が高いという結果も報告しています。

 確かに、いまどきスマホが使えないのは、一昔前の車の免許がない人やワープロが使えないようなものかもしれません。ある程度使えるの必要な能力なのかも知れません。ですから、全否定はしませんが、あくまで1時間以内というのがポイントです。使いこなす力の中には使わないということも含まれます。いくら上手く使えても、それしかできないというのは、技術ではなく病気です。さっき言った考える力、決める力が必要です。「もうやめる」と言ってあげることは、相手たちにも親切なことです。

 

⑧初心を忘れるべからず

 最近、「学校がつまらない」と言った声をよく聞きますが、学校は変わっていません。先生も変わっていません。もしかしたら、あなたやあなたの気持ちが変わってしまったのではないでしょうか。今回の学年通信に載せた入学直後の宿泊研修の感想文を読んでみます。

<読む>

 4月20日頃にこの作文を読んで涙ぐみ、君たちに最高の教育を提供したいと思ったのを覚えています。1学期ご苦労様でした。2学期も頑張りましょう。

(学年通信や資料は学年からのお知らせに載っています)

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