****日本画講習会を開催しました!****

美術工芸系ブログ

****日本画講習会を開催しました!****

 3月2日(土)と16日(土)の2日間に渡って、美術工芸系の日本画講習会を開催しました。

 講師は、嵯峨美術大学(京都市)の日本画の先生で、仲政明先生(2日担当)と大沼憲昭先生(16日担当)のお二人です。このお二人の先生は以前にも本校を訪れ、日本画講習会の講師をしてくださったことがあります。実は昨年度も計画したのですが、希望者が集まらず中止になってしまいました。今回も希望者が4名と少なく開催できるかどうか心配しましたが、お二人の先生が快諾してくださったので、2年ぶりに講習会を実施することができました。

 3月2日は1回目の講座です。大学の授業で使用するスライドを使って、日本画の概説を聞いた後、前日までに描いた下絵をもとに、骨描きから始めます。ちなみに今回はパパイヤとさつま芋、パパイヤとアボカドの組み合わせで制作しています。

 日本画の絵の具(水干絵の具)や胡粉の溶き方を習い、絵の具を作って色を塗ってみます。初めて使うにかわのにおいや胡粉の感触を感じながらの制作となります。時間の関係で、主要モチーフに色をつけたくらいでこの日は終了となりました。

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 2回目の講座までは、放課後の部活でこつこつと制作します。何回か色をつけて、だんだんとそれらしくなってきます。

 3月16日の2回目の講座では、いよいよ仕上げです。先生からアドバイスをいただきながら、色ののせ方を工夫します。岩絵の具という、日本画独特の絵の具を使うと、俄然雰囲気が出てきます。

 本当は3時頃に制作を切り上げる予定でしたが、結局4時頃まで制作を続け、その後に合評会をしました。いちいちお皿の上で絵の具を練るなど、手順に手間はかかりますが、その「間」があるからこその日本画です。参加した人は、普段授業で使用する油絵の具やアクリル絵の具とはまた違った魅力に気づくことができたようです。

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 今回制作した作品は、南翔祭の美工系展示や12月の美術工芸系作品展の際に展示したいと考えています。どうぞ楽しみにしておいてください。