***第1回 美術工芸系講演会を行いました!***

美術工芸系ブログ***第1回 美術工芸系講演会を行いました!***◆日時:平成29年5月20日(土) 本校 美術工芸教室◆参加:美術工芸系生徒・美術部◆講師:石山 潤 先生(京都造形芸術大学 アートリンクセンター 主任研究員)◆授業テーマ:発想力の鬼~アイディアのつくり方~◆授業内容:(京都造形芸術大学からの案内状より引用)『これからの世界で必要だと言われている「発想力」。しかし、それはセンスや才能を有した一部の人たちのみが発揮できる力と思われがちです。でも、本当にそうなのでしょうか。この授業では、友達と共にアイディアをつくる体験をしながら、センスや才能と呼ばれるモノの正体に迫ります。』clip_image002 clip_image004まず初めに、これからの世界がどうなっていくのかということをお聞きしました。ドローンや3Dプリンタ、AIの発達によって人間の仕事はどうなっていくのか。人間の仕事は、より高次元でクリエイティブなことのい集中する、と。そこで大切になるのが「対話(コミュニケーション) 創造的行為(クリエイション)」観察力と発想力の大切さ。また2つ以上の情報をくっつけることでクリエイションが生まれること。自分一人の意見では発想に限りがあるけれど、ほかの人とコミュニケーションをとって話をすることで、アイディアの幅が広がることを体感しました。一枚の写真を見て、それが何に見えるのか考えました。clip_image006 clip_image008???一体これはなんだ?梅干し?ゴリラ?人間?豚の鼻????実はこれ、博物館資料の「石」。300万年前にアウストラロピテクスとともに出土。しかしそこから20Km以上はなれているところにあった石なんだそうです。何のためにアウストラロピテクスはその石を持ってきたのか?ひとりだと10秒で見飽きてしまうけれど、ほかの人と話をしながら見ているとどんどん見方が深まってきます。この石は先祖代々引き継がれてきたものだ、お守りとして持っていたのかも、面白いと思ってほかの地方から持ってきたものだ…。clip_image010 clip_image012clip_image014「人々の行動が起こる」ことを「アート」と捉え、社会に対しての「発言」の機会を得る。創造的行為に対しての考えを深めてくれる機会となりました。ありがとうございました!!