****プロダクトデザイン講習会を実施しました!****

美術工芸系ブログ

****プロダクトデザイン講習会を実施しました!****

 3月2日(金)は学年末考査の振替休日でしたが、美術工芸系ではプロダクトデザイン講習会を実施しました。講師は京都精華大学デザイン学部准教授の米本昌史先生です。米本先生には毎年3月にプロダクトデザイン講習会の講師をお願いしており、今年度も快くお引き受けくださいました。2年生5名、1年生7名の計12名が受講しました。

 今年度は「鋳込みの技法を用いた花器の制作」がテーマ。ジェスモナイトという環境に優しい水溶性樹脂を用いて花器(一輪挿し)を制作しますが、プロダクト製品につきものの「型を使用してつくる」ということを踏まえたデザインの学習になります。

まずは制作の内容や手順に関するガイダンスを受け、アイデアスケッチ。デザインの検討後にケント紙によるスタディモデルの制作をしました(画像1)。このあたりで午前の部が終了。

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(画像1)          (画像2)

 午後はスタディモデルを完成させ、プラ板による「型」つくり(画像2)。 型が完成したら、いよいよ樹脂の流し込みです(画像3)。樹脂を流し込んだら、ひたすら型をくるくる回し、全体に樹脂を行き渡らせます(画像4)。樹脂の流し込みは3回行い、しっかりと成形します。

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(画像3)           (画像4)

 受講者12名全員が3回目の樹脂の流し込みを終える頃には、外はもう暗くなり始めていました。しかし完成を目指して、休憩もとらずにみんながんばって制作しました。完成した作品の一部を画像で紹介します。

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 完成作品はこだわりのあるデザインが多く、米本先生も感心しておられました。これらの作品は、3月14日(水)から総社市総合文化センターで開かれる「第11回Because展」で展示予定です。どうぞ皆さんご来場の上ご鑑賞ください。

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 最後に米本先生を囲んで集合写真を撮影。Because展の後には作品を家に持ち帰り、一輪挿しとして実用してほしいと思います。米本先生には、朝早くから日が暮れるまで懇切丁寧にご指導していただきました。本当にありがとうございました。