****冬季鑑賞学習会を実施しました!****

美術工芸系ブログ

****冬季鑑賞学習会を実施しました!****

 報告が遅くなってしまいましたが、1月20日(土)に美術工芸系の冬季鑑賞学習会を実施しました。倉敷芸術科学大学芸術学部の卒業制作展と、大原美術館の鑑賞学習会に、1年生17名、2年生3名が参加しています。

 倉敷芸術科学大学とは教育連携協定を結んでおり、その一環として卒業制作展を見学させていただいています。朝10時に倉敷市立美術館に集合し、早速鑑賞会のスタートです。フロアごとに時間を区切って、自分の気になる作品については制作者の大学生に直接話を伺いながら、12時半までしっかり見学しました。

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 1階にはデザインやイラストレーション、染織等の作品、2階には日本画や油絵、版画、ガラス等の作品、3階には映像作品等と、バラエティに富んだ作品を、作者の声を直接聞きながら鑑賞することができました。高校ではやったことがない、やりたくても設備がないような分野の作品もあり、大学での制作活動の夢が広がります。このような卒業制作展を目にすることで数年後の自らの姿をイメージし、進路目標達成の原動力につなげていってほしいと思います。倉敷芸術科学大学の入試広報部の方にはいろいろとお世話になりました。ありがとうございました。

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 ↑倉敷市立美術館の玄関前で集合写真

 お昼休憩をとって、14時からは全国的にも有名な大原美術館の鑑賞です。地元で美術を学ぶ学生としては、行かないわけにはいきません。当然のことながら館内では写真撮影ができませんから、ここでは大原美術館前で撮影した集合写真をアップします(逆光で眩しいっ)。

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 1年生の3学期の課題は「模写」です。自分の気に入った油絵の作品を模写するにあたって、実物の油絵作品から筆のタッチやマチエールを感じておいてほしいと思います。

さすがに初めて入館する、という生徒は少なかったようですが、そう頻繁に来られるわけでもありません。かく言う引率教員も久しぶりの入館です。折角なので、本館・分館・工芸館・東洋館と全部回ります。エル・グレコの「受胎告知」などお馴染みの作品はもちろんですが、シャルル・コッテの版画作品が展示されていたり、本館の中に児島虎次郎コーナーができていたりと、常設展とはいっても見る者を飽きさせない美術館の工夫が感じられ、大満足です。16時半までゆっくりと作品と向き合いました。

 3学期は芸術系大学の卒業制作展が開催される時期です。美術工芸系の生徒は、関心のある大学の卒業制作展に積極的に足を運び、進路選択の参考にしてくださいね。