人文系校外学習

人文系校外学習

9月26日(月)2年生人文系主宰で校外学習を行いました。

世界文化遺産や町の景観に触れて歴史や文化に対する理解を深め、今後の学習の充実を図ることを目的とし、「京都の文化遺産に触れる旅」と題して、生徒36名、教員3名の計39名で龍安寺・仁和寺・天龍寺へ行きました。

龍安寺

『虎の子渡し』とも呼ばれ、枯山水の石庭で名高い寺院ですが、そればかりではなく、平安時代に作られた回遊式庭園や手入れの行き届いた庭のたたずまいには感銘を受けました。

〈生徒の感想〉

1450年に建てられた龍安寺は、敷地がとても広かった。石庭は15個の大きな岩と無数の小さな白石から成っていて雨が降っていたけど模様を見ることができて感動した。緑と寺が一体となって作り出す圧倒的な美しさに日本人の芸術の心を見た。

石庭の意味は、自分には正直理解できなかったので、和の心をもっと身に付けようと思った。龍安寺にいると、不思議と心が浄化されていくようで、和やかで清らかな気持ちになった。

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仁和寺

予想以上の規模と門跡寺院の格の高さを感じ、古典作品の舞台をしのぶことができたような気がします。

〈生徒の感想〉

門の刺繍のような模様が好きです。細やかでとてもきれいでした。お寺の中の戸などにも、様々な花の絵があり、細部にまで意味を持たせているお寺だと思いました。今は、金がはげてしまっているけれど、金が貼られていた当時はさぞ美しかったのだと思います。見てみたかったです。

仁和寺は、他のお寺と比べて繊細で、美術的な印象が見受けられます。今度は是非、さくらまつりの時期に行きたいです。

天龍寺

境内が大変広く、明治以来、映画の撮影場所としてよく使われていたそうです。現在は断っているそうですが、白砂や庭の変化の多い風景に引きつけられました。

〈生徒の感想〉

私が今まで訪れたお寺の中でも一番のお寺でした。どこを見ても、たくさんの緑で囲まれていてすごくきれいな景色でした。特によかったのは座って外の風景を眺めることのできるベランダのような場所です。日当たりが良く、一日中物思いにふけていれるような空間で心が安らぎました。また、林の中を通って自然を拝観するコースは迷いそうなくらいたくさんの道があり、どこを進んでも楽しめるコースだと思いました。部屋の戸には、豪華な絵や墨で描いた様なものもあり、部屋によって違うことも特徴だと思いました。

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今回の研修で訪れた寺院は、どれも京都できわめて人気の高いものですが、やはり人気が高いのにはそれなりの理由があると感じました。実際に足を運び、歴史的な文化遺産に触れるという体験は生徒たちにとっても良い刺激になったようです。是非今後の学習にも結びつけていってほしいと思います。