初めての座談会

香川大学アドミッションセンター副所長の真鍋教授の講演を実施しました。大学を選ぶ際のポイントとして、データに基づいて考えること、目的すなわち学びたいことを見つけることの大切さ等が数字を使って説明されました。

個人的に最も印象深かったのは、アメリカでの研究ですが、今の子供の65%が現在は存在しない新しい職業に就くとの予測に関してです。知識としては知っていましたが、iphoneと結び付けて考えることに驚きました。iphoneが発売されたのは7年前で、高校一年が大学を卒業するのも7年後です。つまり、今年、大学を卒業して就職した学生が中学生のときには、ガラケーのみでスマホはなく、当然スマホを利用した仕事もなかったのです。今の高校生にとって、スマホがない世界は考えられないかもしれませんが、将来にどんな働き方が存在しているかはもっと考えられないでしょう。私にもわかりません。生徒たちにどんな力を身に着けさせれば良いのか、深く考えてしまいます。

講演会には50名の保護者の方も参加されました。講演会の後には座談会でいろいろなお気持ちを聞くことができました。

以下は講演を受けての生徒の感想の一部です。

「私は、先週、私立と国公立との大学の違いを妹に聞かれて、かかるお金が違うんだということを言いました。しかし、今回の講演会を受けて、お金ももちろん違うけれど、学生数に対しての教員数や就職先など、私が思っている以外の違いがあることがわかりました。私は、進路についてある程度は考えていたのですが、これからは、どこのどういった工学部が自分に合うか、建築学科の中身について今から調べていきたいと思いました。

真鍋教授や校長先生がおっしゃっていたように、自分のところに来た資料の中から大学選択をするのではなく、自らオープンキャンパスに行ったり、パソコンで調べる、図書館に行って調べたりして、資料集めをしたいと思います。

また、今の1年生のこの時期が勝負どころと知ったので、2年生の後半や3年生になってから受験勉強を始めるのではなく、この時期からしっかり基礎固めをしてセンター試験で自分が困らないようにしたいと考えています。」

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