死闘 関西戦 歴史の1ページを紡ぐ

野球部が2回戦を突破し、ベスト8と過去最高の成績に並びました。今回の相手は何と言っても伝統校の強豪「関西」です。

名前を聞くだけでびびりあがり、7年前の練習試合では白い練習着の選手にも震え上がっていたという嘘のような話もあります。(練習着の選手とは入部したての新入生で、2ヶ月前は普通の中学生だった選手のこと。それなのに、関西の生徒だというだけで気合い負けして試合にならなかった)

関西高校の本格派投手に一打順目は要所を押さえて打線は沈黙。2点の先制を許すもその後2点を返して、いい感じ。取られたら取り返すという、岡山理大戦のような展開になったと思っていたら、直後に1点を勝ち越されて、あれ、同じ展開だけど立場が逆なのかといやな予感。しかし、中盤に何とか1点をもぎ取り、それからが行き詰まる展開でした。

お互いに毎回のようにランナーを出すが、きわどいプレイで点を防ぐ。守りでしびれるのは初めての感覚です。そして、運命の最終回、堰が切れたような厳しい攻撃ができました。一挙7点。それでも油断しない気迫をベンチとスタンドからびんびん感じました。昨年とのこの勢いの差は何なのかと考えたとき、一番はベンチとスタンドで見守るチームメイトの勢いではないかと思い当たりました。

殊勲者は決勝打の吉田君、ファインプレイの別府君、巧みなリリーフを見せた金安君とあげればきりがないが、あわやスタンドかと思わせる3塁打を放った三宅君もはずせない。浅く守れば頭を越し、深く守ればテキサスと、長打・単打を打ち分けました。さすがに地区予選からの連投に肩の疲労は限界に近いが、投げる方は村上君や杉田君、横山君、森君といった新たなスターが生まれる予定です。こうご期待。

本日の木曜日が準々決勝の予定でしたが、雨のため順延で明日12:00からとなりました。詳しくは岡山県高等学校野球連盟HPで確認してください。コロナ感染予防のため、一般入場は取りやめになりました。相手はよく知る西部地区の横綱「おかやま山陽高校」さんです。これからの三連戦のことは忘れて、一戦必勝の気構えで全力で胸を借りたいと思います。何やら強気か弱気かわからないコメントになりましたが、戦うのは選手たち。チャレンジ精神を忘れず、地に足をつけた野球でしっかり楽しんでもらいたいものです。皆さんも応援の元気玉を送ってくださいね。(高野連のHPでイニングごとの速報も出ます。授業中、仕事中は見ちゃだめですけど)