**平成28年度 美術工芸系&美術部 秋季校外学習を行いました!**

美術工芸系ブログ

**平成28年度 美術工芸系&美術部 秋季校外学習を行いました!**

■とき:平成28年10月23日(日)9:30~12:30

■ところ:岡山県立美術館

■参加:美術工芸系&美術部 1年生21名 2年生23名  (合計44名)

■展覧会:「国吉康雄 日本とアメリカ」と「浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」

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今回の活動のテーマは、ズバリ

「ビジュアル・シンキング(VT:対話を用いた鑑賞)を通して美術作品を鑑賞しよう」です!

ビジュアル・シンキングって・・・なんだ???

美術館に展示された国吉康雄の作品を、学芸員やボランティアの方々のナビゲートの下で「対話しながら

鑑賞」し、グループで話をしながら作品を深く観、楽しみながら学ぶことを目的としました。

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講義室にてウェルカム&ガイダンス。学芸員の方、またボランティアスタッフの方々よりご挨拶。

今回の活動で大切なのはしっかりと見ること、自分の意見を言うこと、ほかの人の意見を聞くこと。

4グループに分かれて活動開始!

班の構成は10人ほど。1年生と2年生混合。

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いざ、展示会場へ!!

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「この絵って、どう?」「何が描かれてる?」

最初絵を前にしたときに、直観で印象を捉えてしまいますが…

絵をじっくりと見ながら…お互いが意見を交換する中で、その見え方に変化が。

え?!そんなもの描かれてる?!どこどこ?

私はこういう場面でこういう気持ちなんじゃないかと思う

確かにそうかも・・・。わたしはこうだと感じてた

一つの絵を見ても、こんなにも人によってとらえ方や考え方が違うのですね。

ひとによって見ている場所が違うことも興味深かったようです。

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最初は自分の意見を言うことが難しく感じていたようですが、だんだんと意見交流も活発に。

たくさんの感情やイメージを引き出してくれる「作品の力」も感じながら。

最初の印象とは全く違う絵に感じると言っていた生徒もいます。

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座ってじっくりと絵を眺める。

VT法を用いた鑑賞 国吉作品20分×3作品(60分)を行いました。

話が盛り上がって一時間はあっという間に過ぎました。

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さて再び講義室に戻り、浦上展担当学芸員の方による解説を受けました。

普段はあまり馴染みがないかもしれない文人画について、また作家の経歴についてのお話を聞きました。

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その後、「浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」郷土ゆかりの作品を鑑賞し、その理解を深めました。

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先ほど鑑賞した「国吉康雄 日本とアメリカ」とはまた違った、時代や画材による表現の違いを味わいました。

今回の活動により、「鑑賞する」ということの楽しさを、改めて感じてもらえたらなと思っております。

自分の考えも発信しつつ、他人と意見交換しながら「モノの見方」を深めていく実感を得てもらえたらな、と。